被災地情報 ― 東日本大震災 ２０１１０３１１
【被災地情報（敬称略）】
【2011.3.25】
●東北関東大震災について
順天堂大学啓友会より
順天堂大学昭和58年3月卒業 仙台市立仙台商業高等学校教諭 畑山浩志
この度は、多くの方々から励ましの言葉をいただき、誠にありがとうございます。
現在の勤務地は仙台の北東部に位置し、大きな打撃がなく、被災当初は勤務校の体育館に600人ほどの避難者がおりましたが、今では全員自宅に戻り避難所として閉鎖することができました。
しかし、海岸線は津波の影響で広範囲にわたり大きな打撃を受け、壊滅的な被害を受けた地域が多く存在しました。
私の妻の実家は南三陸町の志津川という地域なのですが、死者・行方不明が1万人近くにも上り、その中で被災翌日に両親を探しに行き、通行禁止区域が多い最中、山間の道を通り抜け、自宅まで行ったところすべてがなくなっていました。辛うじて残っていたのは石垣とコンクリートの基礎と井戸の口だけでした。
その中で安否を確認するのは至難の業だと思いながら探していたところ、偶然に救急車に乗る父を見つけ、その後母と出会い、奇跡的に助かったことを知りました。近所に住む多くの方々が津波にさらわれた現実を知り、複雑な心境のまま、両親を仙台に連れて来ようとしたときに津波警報が鳴り、来た道は帰れず山中のあぜ道を抜けやっとの思いで救出することができました。
今では仙台の海岸線以外は徐々に普及しており通常の生活は取り戻しつつありますが、気仙沼・本吉・志津川・女川・石巻・塩釜・多賀城・仙台若林区・名取・亘理の地区では家屋を全壊した人がほとんどで、半壊の方も数多くあります。
報道でも２週間が経ち、やっと物資が到着したと言われ、安定したかに思われますが親戚の中には避難所に行かず海にとどまって再建を試みようとしており、個人への物資提供はしないということで、毛布と米や最低限の食は支給されていますが、その他何もない状態の中で、野菜も肉もなく、風呂にも入れず、毎日不安との戦いをしています。また、海岸線には報道されない数多くの場所があり、多くの人が悪戦苦闘しています。せめて生活物資だけでも手に入れば全く違います。
また、家族を失いまともに火葬・葬儀が行えず、悲しみのどん底に陥っている人も多くいます。
物資も精神的援助もされない人たちに少しでも手を差し伸べられればと思い地道な活動をしようと思っています。
・送っていただいた方々
順天堂大学ソフトテニス部OB 入善高校 島健二様からテント・コンロ・野菜など
千葉県 大野信郎様・上田善幸様から野菜
本当にありがとうございます。
連絡
仙台市立仙台商業高等学校 畑山浩志宛
住所 宮城県仙台市泉区七北田字古内75
022-218-3141 携帯 090-8925-8644
※クロネコヤマト泉中央店、または、クロネコヤマト泉野村店まで
（伝票番号が連絡なくても受け取ることができました。）
■義援金振込先：
●みずほ銀行（0001） 十条支店（店番号200）
口座番号 1920831
口座名 東京啓友会 代表 木村博人
※みずほ銀行・現在の状況：http://www.mizuhobank.co.jp/index.html
●郵便局
口座記号番号：00150-0-362334
加入者：順天堂大学東京啓友会
※通信欄に“義援金”とお書きください
※郵便局の振替口座は総合口座を持たれている方は下記の料金で振込めます。
窓口扱い＝140円
ATM扱い＝無料
ゆうちょダイレクト扱い＝月5回まで：無料
月6回目以降：110円
現金での振込みですと
・窓口扱い
払込金額3万円未満＝120円（110円）
払込金額3万円以上＝330円（320円）
・ATM扱い
払込金額3万円未満＝80円（70円）
払込金額3万円以上＝290円（280円）